【速報!】第29回東京国際映画祭 ラインナップ発表! 松居大悟監督、蒼井優さん、青木崇高さん、細田守監督、笑顔を見せる。

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【速報!】第29回東京国際映画祭 ラインナップ発表!  松居大悟監督、蒼井優さん、青木崇高さん、細田守監督、笑顔を見せる。
【速報!】第29回東京国際映画祭 ラインナップ発表!
松居大悟監督、蒼井優さん、青木崇高さん、細田守監督、笑顔を見せる。

 

10月25日(火)〜11月3(木・祝)の10日間にかけて開催されるグローバルな映画の祭典「東京国際映画祭(TIFF)」。
就任4年目となる当イベントのディレクター・ジェネラルをつとめている椎名保さんからは、「映画祭の主役は、やはり映画。映画を愛し尊敬する人たちが一同に介し、映画を通じ文化交流、人的交流を図る場であると思います。」と強調しながら、29回目を迎えて下記のコンセプトが掲げられた。

 

1.国内外に向けた映画の情報発信基地
2.クリエーターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージ作り
3.未来の映像作家・映画ファンの創出
4.誰もが参加したくなる映画祭

 

会場として都内の各劇場及びホール以外にも、イベント関連ライブにはお台場、親子と楽しむには二子玉川。
イベントを大いに盛り上げてくれる会場としてEX THEATER ROPPONGIが新たに加わった。

 

今回、東京・虎ノ門ヒルズにて行われたラインナップ発表記者会見の模様をお伝えする。

メインのコンペティション部門には、今年は98の国と地域から1,502本の応募があり、その中から16本が本選に選出された。海外からは移民問題をテーマにしたリアリズムな社会派の映画作品が多く見受けられた。

日本からノミネートされたのは『アズミ・ハルコは行方不明』と『雪女』の2作品。

『アズミ・ハルコは行方不明』は山内マリコさんの人気小説が原作。
主人公であるアズミ・ハルコが消息不明になるも、なぜかその顔写真がグラフィティアートのモチーフとなる。
地方都市に拡散されたヒロインとその周囲の人々の姿を通じ、現代日本の女性像を描き出していく。

 

松居大悟監督からは「(行方不明になって)存在が消えるのに、どんどんその存在が大きくなっていくというところが映画的だと思った」と原作小説について語られた。
主人公であるアズミハルコを演じる蒼井優さんは「主演だけど行方不明なのか…。これは楽かもと正直、思った」と冗談めかしながらも、物語については「女性だから分かる、”女性”のひどさ、たくましさ、情けなさを多くの”女性”に『イタタタ…』と思いつつ、観ていただける作品。ここにいらっしゃる”女性”の皆さんも、すねに傷があるかと思いますが(笑)その傷を愛おしく思えるんじゃないかと思います。」と共感を交えて熱く語った。

 

一方、『雪女』は小泉八雲の古典的怪奇小説を新たな解釈を交えて杉野希妃監督が映画化。
出演する青木崇高さんからは「小泉八雲という、もともと海外の方が外から見て、日本の風土を取り込んだ作品をベースに、日本人監督が映画化し、それを世界に発信できるということに感慨を感じます。」と国際映画祭の場で多くの人の目に触れることへの意義を口にした。

 

img_7391©TIFF2016

 

また、コンペ以外でも賞の対象にはならない、「日本映画スプラッシュ」部門内には、オールナイトで3作品をスクリーニングし、東京の夜を熱く盛り上げる「場外乱闘編」が企画されている。

アジアの女性パワーが著しく、監督の職種がバラエティー豊かで、見ごたえ充分な「アジアの未来」部門。

岩井俊二監督の初期作品から最新作にまでにフォーカスを当てて特集が組まれて、社会現象化している『シン・ゴジラ』、『君の名は。』もラインナップされている「ジャパン・ナウ」部門。

日本映画の未来のため、今まで以上に子ども、若者が映画に触れる環境づくりを目指し、若者こそ素晴らしい映画作品に出合うことを模索してほしいという想いで今年新設された「ユース」部門。
こちらでは3歳から鑑賞でき、親子連れで楽しめるプログラムや、声優たちが生でアフレコする模様も見られる。

 

近年、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』などの話題作でお馴染みの細田守監督。
彼の手がけた作品が特集される「細田守の世界」という企画が組まれており、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)と村上隆のコラボレーションによるアニメーションも取り上げられている。
開催期間中は是枝裕和監督やアニメーション監督の堤大介さん、東京国立博物館の平常展調整室長の松嶋雅人さんらとの、トークセッションも予定されており注目を集めそうでだ。

 

細田監督は「実写で描けていないことを、アニメでは描けるのではないかと、大きな可能性へのチャレンジを1作ごとに繰り返してきました」と振り返り、「まとまって上映される機会は初めて、とても光栄です。自分ではなかなか過去作を見返しませんが、見に来て下さる皆さんと一緒に作品を振り返り、未来の映画を話し合い、考えていけたらと思います」意気込みを口にした。

 

img_7405©TIFF2016

 

また、今年のオープニング作品は、メリル・ストリープさん、ヒュー・グラントさんが出演する『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』。クロージング作品は、松山ケンイチさん、東出昌大さん、染谷将太さん出演の『聖の青春』。
映画祭初日のオープニングイベントでは、各作品の監督・出演者らがレッドカーペットに登場する予定である。
歌舞伎座でのスペシャルナイトでは、尾上菊之助の舞踊『鷺娘』の上演、古館伊知郎を弁士に迎えての『血煙高田の馬場』の生演奏付き上演。
そして、国際交流基金アジアセンターとのコラボにより実現した『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』では、行定勲監督を含むアジア地域で活躍する3人の気鋭監督が、”アジアで共に生きる”というテーマのもと、オムニバス映画を共同制作するという新たな試みが見られるなど、今年も盛りだくさんの10日間となりそうだ。

 

10月25日(火)より開幕する「第29回東京国際映画祭」を楽しもうではないか!

 

【情報】

第29回東京国際映画祭

期間:2016年10月25日(火)ー11月3日(木・祝)〔10日間〕
開催会場:六本木ヒルズ、EX THEATER ROPPONGI(港区)他、都内の各劇場及び施設・ホールを使用
第29回東京国際映画祭公式サイト:http://2016.tiff-jp.net/ja/

 

【コンペティション】
「7分間」(ミケーレ・プラチド監督)イタリア=フランス=スイス
「誕生のゆくえ」(モーセン・アブドルワハブ監督)イラン
「天才バレエダンサーの皮肉な運命」(アンナ・マティソン監督)ロシア
「ビッグ・ビッグ・ワールド」(レハ・エルデム監督)トルコ
「ブルーム・オブ・イエスタディ」(クリス・クラウス監督)ドイツ=オーストリア
アズミ・ハルコは行方不明」(松居大悟監督)日本
「ダイ・ビューティフル」(ジュン・ロブレス・ラナ監督)フィリピン
「ミスター・ノー・プロブレム」(メイ・フォン監督)中国
フィクサー」(アドリアン・シタル監督)ルーマニア=フランス
「パリ、ピガール広場」(モハメド・ブロクバ、エクエ・ラビティ両監督)フランス
「私に構わないで」(ハナ・ユシッチ監督)クロアチア=デンマーク
「空の沈黙」(マルコ・ドゥトラ監督)ブラジル
「サーミ・ブラッド」(アマンダ・ケンネル監督)スウェーデン=デンマーク=ノルウェー
雪女」(杉野希妃監督)日本
「シェッド・スキン・パパ」(ロイ・シートウ監督)中国=香港
「浮き草たち」(アダム・レオン監督)アメリカ

【特別招待作品】
マダム・フローレンス! 夢見るふたり」(スティーブン・フリアーズ監督)
バース・オブ・ネイション」(ネイト・パーカー監督)
メッセージ」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)
マイ・ベスト・フレンド」(キャサリン・ハードウィック監督)
ザ・ネオン・デーモン(原題)」(ニコラス・ウィンディング・レフン監督)
聖の青春」(森義隆監督)
この世界の片隅に」(片渕須直監督)
ミュージアム」(大友啓史監督)
種まく旅人 夢のつぎ木」(佐々部清監督)
いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」(朝原雄三監督)
イタズラなKiss THE MOVIE ハイスクール編」(溝口稔監督)